抄録
重症ギラン・バレー症候群(以下GBS)に対して免疫グロブリン大量静注療法(以下IVIg)メチルプレドニゾロン(以下MP)併用療法が著効した1例を報告する。症例は14歳男児。上気道炎症状より約10日後に急速進行性の四肢麻痺を来し、GBSと診断した。抗Campylobacter jejuni(以下C.jejuni)抗体陽性、および各種抗ガングリオシド抗体陽性などから予後不良であることが予測された。IVIgを施行するも症状は軽快せず、筋萎縮の進行を認めたため、IVIg・MP併用療法を施行したところ、症状の改善を認めた。小児における重症ギラン・バレー症候群に対する治療法としてIVIgMP併用療法の有効性が示唆された。