日本小児臨床薬理学会雑誌
Online ISSN : 2759-9256
Print ISSN : 1342-6753
製薬企業経営の視点から見たアンメットニーズ医薬品の開発推進上の問題点及びその解決方法-ウィルソン病治療薬と新生児けいれん治療薬の経験から-
塩村 仁大関 三夫下川 正孝中野 和夫本田 嘉宏松尾 武文
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2009 年 22 巻 1 号 p. 124-128

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抄録
アンメットニーズ(医療ニーズが強いにもかかわず,供給メーカーがいない)医薬品であった医薬品2品目(ウィルソン病治療薬「ノベルジン®カプセル」及び新生児けいれん・てんかん重積状態治療薬「ノーベルバール®静注用」)の開発経験から,問題点及びその解決方法を検討した。アンメットニーズ医薬品の開発の問題点として,公費補助を受けることができる条件,対象及び金額が企業の開発インセンティブを刺激するに十分でないこと,及び薬価算定方法に十分な経済合理性がないことが考えられた。今後,アンメットニーズ医薬品の開発を促進するためには,公費補助枠及び補助額の拡大と適応条件の緩和,及び薬価算定方法(原計算方式)の改善を行う必要がある。
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© 2009 日本小児臨床薬理学会
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