日本小児臨床薬理学会雑誌
Online ISSN : 2759-9256
Print ISSN : 1342-6753
プロが知っておくべき外用薬を選ぶコツ
大谷 道輝大矢 幸弘
著者情報
ジャーナル フリー

2019 年 32 巻 1 号 p. 211-219

詳細
抄録
医薬品は投与経路によって内服薬,注射薬および外用薬などに分類される。内服薬や注射薬は繁用されていることから,多くの医療従事者が理解し,正しく選択されて投与されている。これに対し,外用薬は安全で副作用の少ない医薬品と考えられ不適切に使用されている場合がある。外用薬は坐薬,軟膏剤,クリーム剤,散剤,点眼剤,吸入剤など多くの剤形があり,それぞれ製剤学的特長があることから,個々の剤形に対し十分な理解が不可欠である。坐薬は医師や薬剤師に吸収が速く,効果が強いと考えられているが,添付文書を調べてみると例外も多い。軟膏とクリームの違いも皮膚医以外では正しく理解されていない。外用薬は錠剤に比べ添加物が効果や副作用に影響が出る。先発医薬品からジェネリック医薬品への切替では添加物に注意が必要である。外用薬も内服薬や注射薬と同じ医薬品であるため,患者に適正に使用するためには,十分な理解が重要である。
著者関連情報
© 2019 日本小児臨床薬理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top