環境化学
Online ISSN : 1882-5818
Print ISSN : 0917-2408
ISSN-L : 0917-2408
人工植物曝露装置を用いた大気中ホウ素化合物によるゼラニウムの被害の検証
鳥山 成一近藤 隆之水畑 剛奥村 秀一水上 昭弘神保 高之山崎 敬久木戸 瑞佳日吉 真一郎溝口 俊明安田 洋田中 敦西川 雅高吉永 淳田尾 博明
著者情報
ジャーナル フリー

2004 年 14 巻 4 号 p. 825-834

詳細
抄録

40℃~100℃で1.3mg/m3~2.7mg/m3の濃度のホウ素化合物を数時間発生させることができる装置を作製した。
ゼラニウムの入った人工植物曝露装置ヘホウ素化合物を導入したところ, 葉の先端部等に障害が現れ, 過去に発生した植物被害状況と同じであった。その葉中のホウ素濃度は160~5, 000μg/gであった。大気中ホウ素化合物による植物被害が実証された。

著者関連情報
© 日本環境化学会
前の記事 次の記事
feedback
Top