環境化学
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排ガス中の有害物質の測定方法の検討 (VI)
―GC/MS及びGC/FTIDによるアクリルアミドの分析―
古賀 清美中戸 靖子多々野 秀二服部 幸和牧 定雄
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1998 年 8 巻 3 号 p. 489-502

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抄録

排ガス中のアクリルアミドの測定方法について, 捕集管による捕集方法と, 吸収液による捕集方法の2方法について検討した。捕集管による捕集方法では, Sep-Pak Ps-2カートリッジ (2連) に排ガスを採取し, メタノール3mlで溶出後, 内標準を添加しGC/MS, GC/FTID分析した。また吸収液による捕集方法では, 水10ml入りバブラー (2連) に排ガスを採取し, ジブロモ化, 酢酸エチルによる抽出, 脱臭化水素, 内標準添加の操作を行った後, GC/MS, GC/FTID分析した。
両測定法とも, 直線性, 定量下限値, 相対標準偏差及び回収率について良好な結果が得られており, また排ガスの測定に適用できることが明らかとなった。

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© 日本環境化学会
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