日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会雑誌
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研究
化粧品パッチテスト2013年のまとめ
安藤 亜希矢上 晶子鈴木 加余子森田 雄介小林 束永井 晶代岩田 洋平松永 佳世子
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2017 年 11 巻 2 号 p. 110-120

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抄録

 目的 : 2013年の当科における持参化粧品による接触皮膚炎および原因製品の動向を明らかにすることを目的とした。

 方法 : 2013年に化粧品による接触皮膚炎の疑いで当科を受診した症例に対し, パッチテスト (以下PT) を施行した。PTは患者が持参した化粧品と, Japanese standard allergens 2008および化粧品関連アレルゲンを貼布した。判定は72時間または1週間後International Contact Dermatitis Research Group基準で+以上を陽性とした。

 結果 : 123例にPTを施行した。化粧品のPTが陽性で臨床的に関連性があると考えられた症例は39例で, 原因製品は60製品であった。ロドデノール含有製品もしくはその主成分であるロドデノールに陽性反応を呈したのは15例 (38%) であった。

 結論 : 2013年度は, 基礎化粧品による接触皮膚炎の数が例年と比べると多い結果であった。

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© 2017 一般社団法人 日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会
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