日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会雑誌
Online ISSN : 2189-7085
Print ISSN : 1882-0123
症例
ゾニサミド (エクセグラン®) による紅皮症 : ステロイド治療終了後のDIHSを思わせる皮疹の再燃
岡 大五林 宏明山本 剛伸藤本 亘
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キーワード: 薬疹, ゾニサミド, HHV-6
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2017 年 11 巻 4 号 p. 333-339

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抄録

 63歳, 女性。開頭血腫除去術後の痙攣予防として処方されたゾニサミド (エクセグラン®) 200mg/日内服開始後, 20日目から皮疹が出現した。皮疹出現から19日後の当科受診時は38.6℃の発熱, 頸部以下の体幹, 四肢には紅斑が融合し紅皮症を呈していた。粘膜疹, リンパ節腫大, 肝機能障害なし。ステロイドパルス療法を3日間施行後, プレドニゾロン (PSL) 30mg/日内服に変更し皮疹はすみやかに消退した。PSL内服終了2日後に顔面および体幹に皮疹が再燃した。PSL25mg/日を再開し徐々に減量し, その後は再燃を認めなかった。自験例は経過中抗HHV-6 IgG抗体価の上昇がみられたが, 発熱, 臓器障害などを伴わずDIHSに類似した皮疹の再燃を認めた点が特異であった。

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© 2017 一般社団法人 日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会
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