2018 年 30 巻 2 号 p. 187-191
DDA2を用いて治療した指中節骨PIP関節内骨折7指の治療成績を検討した.全指に関節面の陥没骨折を認めた.手術は関節面をHintringer法で整復,C-ワイヤーやスクリュー固定を追加しDDA2を設置した.全指で骨癒合を認め,最終時関節可動域は平均屈曲/ 伸展80.7°/-3°で,DDA2による治療は有効であったが,2指で関節可動域不良を認めた.alignment不良の早期発見・早期対応,受傷から関節可動域運動開始までの期間の短縮が重要と考えられた.