弘前大学大学院医学研究科リハビリテーション医学講座
山口大学医学部附属病院整形外科・リウマチ科
弘前大学大学院医学研究科整形外科学講座
2020 年 32 巻 2 号 p. 234-237
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
鋭的な頚神経損傷に対して神経縫合術により良好な上肢機能の回復が得られた1例を報告する.症例は56歳の男性.ナイフによる頚部刺創を受傷した.初診時の徒手筋力検査では左三角筋[0],左上腕二頭筋[3]であった.左C4,5神経の完全切断に対して同日神経縫合術が行われた.術後3年の時点で,左三角筋[4],左上腕二頭筋[5]と筋力回復を認めた.早期の神経縫合術により良好な神経機能の回復が得られたと考えられた.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら