東日本整形災害外科学会雑誌
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学術集会発表論文
当院救命救急センターにおける18歳以下の骨盤・下肢骨折の傾向
金谷 篤渡邉 忠良大楽 勝之松木 宏史鶴田 大作高木 理彰
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キーワード: 骨折, 小児, 下肢
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2021 年 33 巻 1 号 p. 33-39

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抄録

過去5年間に当院救命救急センターを受診した18歳以下の骨盤・下肢骨折患者について調査した.骨折数は133例134骨折で,男94骨折,女40骨折だった.10~15歳の受傷が57.5%と多く,部位は足関節~足趾骨が69.4%を占め,運動・スポーツによる受傷が多かった.手術率は9.7%と低く,これは当院が休日夜間診療所の役割も担っており,軽症例も多く受診するためと考えられた.全国的に小児骨折は増加傾向と報告されるが,当院では近年減少傾向だった.

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