東日本整形災害外科学会雑誌
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学術集会発表論文
交差指を生じた小指中節骨骨端線損傷の1例
金 圣道上里 涼子佐々木 規博岩崎 宏貴山内 大生石橋 恭之
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キーワード: 交差指, 骨端線損傷, 骨切り
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2021 年 33 巻 2 号 p. 120-122

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抄録

今回われわれは保存加療後,交差指を生じた1例を経験した.症例は12歳女児で小指中節骨の骨端線損傷であった.保存療法が行われ,一度治療が終了した.その後に交差指が生じた.手術は中手骨レベルで回旋矯正を行い,ピンニング固定した.最終経過観察時,可動域制限なく,楽器の演奏も可能となっている.骨端線損傷の場合,長期に渡り注意深い経過観察が必要である.

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© 2021 東日本整形災害外科学会
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