東日本整形災害外科学会雑誌
Online ISSN : 2433-569X
Print ISSN : 1342-7784
学術集会発表論文
初期研修医のfat pad signの診断精度の検討
斉藤 徹長幡 樹菊池 一馬野口 英明鈴木 紀夫相澤 俊峰
著者情報
ジャーナル フリー

2024 年 36 巻 1 号 p. 30-32

詳細
抄録

Fat pad sign(FPS)は,肘関節内骨折を見分けるうえで重要な単純X線所見である.しかし,初期研修医はFPSの診断に難渋するケースが多い.初期研修医のFPSの診断一致率は61.7%,初期研修医で整形外科研修群は64.2%,未研修群は54.4%と研修を行うことで診断率が高かった.整形外科研修をすることでFPSの理解率が高くなる.診断率を向上させ知識を定着するには複数回研修をすることが有用と考えられる.

著者関連情報
© 2024 東日本整形災害外科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top