東海大学医学部付属病院外科学系整形外科学
2025 年 37 巻 1 号 p. 24-27
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びまん性特発性骨増殖症(以下DISH)は,軽微な外力で椎体骨折を起こしやすい.今回,仰臥位手術で椎体骨折が発生した後弯位のDISH症例を経験した.第9胸椎のDISH骨折に対して後方固定術を施行し,術後は愛護的な体位変換と側臥位での管理を指示したにもかかわらず第3腰椎のDISH骨折も生じた.手術や病棟管理の際は,枕等で後弯下脊椎を支持する工夫が必要であると同時に,その危険性について周知する必要である.
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