北海道大学大学院医学研究院整形外科教室
2025 年 37 巻 1 号 p. 54-57
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
高齢者の大腿骨頚部骨折に対して人工股関節全置換術(THA)と人工骨頭挿入術(BHA)が多く選択されるが,その術式選択は議論が分かれる.本研究は多施設前向き研究により,高齢者大腿骨頚部骨折に対するTHAとBHAの患者背景と手術関連因子を比較検討した.その結果,股関節外科医が術者であれば,手術時間や出血量は両群間で差はなかった.適切な患者選択と手術管理によりTHAに付随するリスクは抑制可能であった.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら