2017 年 24 巻 2 号 p. 44-46
小児上腕骨外側顆偽関節に対する治療経験を報告する.1993年1月~2015年12月までに手術治療を行った上腕骨外側顆偽関節例を対象とした.男児4例,女児3例,受傷時平均年齢4.9歳,受傷から偽関節手術までの期間は平均2.9年,偽関節手術時平均年齢7.9歳であった.全例,偽関節部に対して自家骨移植・骨接合を行い,骨癒合を得た.7例中4例では,同時に内反矯正骨切り術も施行した.骨切り群の平均外反角度は術前32.5度,最終経過観察時0.3度であった.骨切りなし群の平均外反角度は術前18.3度,術後9.3度であり,1例で20度の外反変形が残存した.外側顆骨折偽関節に対しては小児期に偽関節手術を行うべきであり,高度の変形には矯正骨切りの併用が必要と考えられる.