2018 年 25 巻 2 号 p. 82-84
Anatomical locking plateを用いたdouble plate固定法による骨接合術を行った上腕骨遠位端関節内骨折(AO/OTA type C)12例の治療成績および問題点について検討した.骨癒合については,全例で獲得することができ,術直後と最終観察時での矯正損失は認められなかった.術後可動域については,伸展平均 -10.5°屈曲平均119°であった.合併症については,何らかの尺骨神経の障害があった症例が12例中7例であった.Locking plateを使用したdouble plateによる骨接合術により早期リハビリテーションに耐えうる固定性を獲得することが可能であった.ただし,合併症が多く,特に尺骨神経障害の発生率は高かった.