日本肘関節学会雑誌
Online ISSN : 2434-2262
Print ISSN : 1349-7324
Ⅲ. 外傷・外傷合併症
内反肘変形に対してはめ込み固定法を用いた矯正骨切り術
中西 凜太朗高原 政利澁谷 純一郎丸山 真博佐竹 寛史髙木 理彰
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2023 年 30 巻 2 号 p. 115-120

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抄録
 上腕骨顆上骨折後の内反肘変形では,内反,伸展,内旋の三次元的変形がみられる.はめ込み固定法は近位と遠位骨片を互いにはめ込む術式である.内反肘変形に対してはめ込み固定法を応用して三次元矯正を行った3例の成績を報告する.手術時年齢は9歳,17歳,29歳であった.術前のHumerus-elbow-wrist angle(HEWA)は-19度,-20度,-25度であった.はめ込み後に9歳児にはスクリュー,17歳と29歳の症例には片側プレートで固定を行った.平均経過観察期間は20か月であった。術後HEWAは13度,15度,9度であり,術後の矯正損失はなかった.全症例で愁訴と内反変形が改善した.はめ込み固定法を用いることで,三次元矯正が可能となり,大きな骨接触面が得られ,固定性が増し,骨癒合が得られ易くなったと考える.内反肘の矯正骨切りにはめ込み固定法は有用である.
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© 2023 日本肘関節学会
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