2025 年 32 巻 2 号 p. 205-209
上腕骨外側上顆炎に対する集束型体外衝撃波(Focused Shock Wave: FSW)と拡散型圧力波(Radial Pressure Wave: RPW)の治療効果を前向きクロスオーバー試験で検討した.FSWを3回後にRPWを3回実施したFR群(20例22肘,平均46.5歳)とRPWを3回後にFSWを3回実施したRF群(22例25肘,平均52.5歳)にランダムに振り分け,VAS,握力,JOA-JES,PREE-J,Q-DASHを1回目,4回目,7回目の治療前に評価し比較した.両群とも有意に改善したが,Q-DASH機能障害ではFR群が有意な改善を示した.RPWは筋緊張を軽減し,筋の伸張性や滑走性を向上させる可能性があり,疼痛が軽減してきた時期にPRWを使用したFR群では,患肢が使いやすくなり患者立脚型評価の改善につながったと考える.