日本肘関節学会雑誌
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Print ISSN : 1349-7324
Ⅳ. スポーツ障害
上腕骨小頭離断性骨軟骨炎に対する上腕骨外側顆楔状骨切り術の最近の傾向
中山 祐作森谷 浩治黒田 拓馬幸田 久男坪川 直人牧 裕
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2025 年 32 巻 2 号 p. 165-170

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抄録

上腕骨小頭離断性骨軟骨炎(OCD)に対する上腕骨外側顆楔状骨切り術の最近の対象群の変化,治療成績について報告する.2012年7月~2024年1月の期間に上腕骨小頭OCDに対して上腕骨外側顆楔状骨切り術とその変法を施行し,術後6か月以上経過観察可能であった27例28肘を対象とし,病期(吉津の分類)と病巣の位置(岩堀の分類),実施した手術方法と合併症,臨床成績を調査した.男性26例,女性1例,右22例,左4例,両側1例,平均年齢12.8歳.病期は初期分離型4肘,晩期分離型12肘,混合型6肘,遊離型6肘,病巣位置は中央型9肘,外側型3肘,広範囲型16肘.合併症は認めず,伸展/屈曲可動域の中央値は術前0/135から術後+5/140に改善した.75%の症例で岩堀らの評価法でGood以上の良好に修復された.以前より手術の対象年齢は若年化しており年齢,病期を選ばず実施可能な本術式は有用な術式と考える.

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