2025 年 32 巻 2 号 p. 196-200
【目的】Core Power Yoga(CPY)によって,大学野球投手における投球時の肘関節トルクの変化を調査した.【対象と方法】大学男子硬式野球部投手8名を対象とし,投球動作に関連のあるポーズを選択し,週1回45分間の指導をCPYインストラクターによって2か月間実施した.指導前後の肩関節・体幹の可動域,試合およびブルペンでの球速,肘トルク,アームスピード,アームスロットの変化を調査した.【結果】指導前後の投球側90度外転位内旋,Trunk-Acromion-Floor-Distance,自動下肢伸展挙上角度,股関節外旋,非投球側股関節内旋が有意に改善した.一方,球速や肘トルク,アームスピード,アームスロットには有意な変化を認めなかった.【結論】大学野球投手に対するCPYによって肩・股関節や胸椎回旋可動性が増加したが,球速,肘トルク,アームスピードには有意な変化が認められなかった.