生態心理学研究
Online ISSN : 2434-012X
Print ISSN : 1349-0443
特集2: 生態心理学とリハビリテーションの融合
歩行からの着座動作─高齢者の転倒予防に向けて─
田川 大輔
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2018 年 11 巻 1 号 p. 57-58

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抄録

高齢者の転倒予防を目的に歩行からの着座動作をビデオ観察した.理学療法の経過に伴い患者の動きには変化が観察された.動作観察の着眼点は①身体と座面との距離,②手のつき方の変化,③姿勢の変化,④見る動きとした.また,生態学的π値が存在するのではと仮説し,ビデオ観察を行っていった.今回の3症例では,経過につれて身体と座面との距離が合ってはくるものの,余分に座面を見る動き・手で触る動きが観察された.転倒を防ぐための補償としての動きではないかと考えている.今回の取り組みでは生態学的π値に関しての数値化はできていないが,今後の研究の第一歩としてビデオ観察より得られた経験を生かし,転倒予防に向けての指標として生態学的π値を示していければと考える.

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© 2018 日本生態心理学会
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