抄録
ロービジョンの生徒に対する衛生的手洗いの指導において、手洗いチェッカーロー
ションとブラックライトおよびiPad を活用した実習を行ったところ、洗い残しが減少
し、衛生的手洗いにより主体的に取組む姿が認められたので報告する。
過去の報告にもあるように、初学者の手洗いは衛生的に不十分であることが多い。本
校においても年度当初より衛生的手洗いを指導しているが、十分な手洗いを行える生徒
は少なかった。
そこで先行研究を参考に手洗いチェッカーローションとブラックライトを活用し、洗
い残しの可視化を試みた。また、氏間の報告を参考にiPad を用いて手洗い結果を撮影
する実習を取入れた。これにより、実習直後にiPad で撮影した画像を拡大・縮小し、ロー
ビジョンの生徒に即時的なフィードバックを行うことができた。また、洗い残しをスケッ
チする活動を取入れたことで、生徒が洗い残しを見落としていないか教師がチェックす
ることができた。
これら一連の実習を行うことで、生徒たち自身が「手がよく洗えていない」事に気づ
くことができ、衛生的手洗いに主体的に取り組むようになった。翌週以降の手洗いにお
いても洗い残し部位に配慮した手洗いが行えるようになり、実習前に比べ洗い残しに配
慮した手洗いができるようになった。