理療教育研究
Online ISSN : 2434-2297
Print ISSN : 1349-8401
ロービジョンの生徒に対する衛生的手洗いの指導法
― iPad を活用した事例―
東條 正典佐藤 千秋竹田 昭博長南 敬子齋藤 哲也
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2016 年 38 巻 p. 1-7

詳細
抄録
 ロービジョンの生徒に対する衛生的手洗いの指導において、手洗いチェッカーロー ションとブラックライトおよびiPad を活用した実習を行ったところ、洗い残しが減少 し、衛生的手洗いにより主体的に取組む姿が認められたので報告する。  過去の報告にもあるように、初学者の手洗いは衛生的に不十分であることが多い。本 校においても年度当初より衛生的手洗いを指導しているが、十分な手洗いを行える生徒 は少なかった。  そこで先行研究を参考に手洗いチェッカーローションとブラックライトを活用し、洗 い残しの可視化を試みた。また、氏間の報告を参考にiPad を用いて手洗い結果を撮影 する実習を取入れた。これにより、実習直後にiPad で撮影した画像を拡大・縮小し、ロー ビジョンの生徒に即時的なフィードバックを行うことができた。また、洗い残しをスケッ チする活動を取入れたことで、生徒が洗い残しを見落としていないか教師がチェックす ることができた。  これら一連の実習を行うことで、生徒たち自身が「手がよく洗えていない」事に気づ くことができ、衛生的手洗いに主体的に取り組むようになった。翌週以降の手洗いにお いても洗い残し部位に配慮した手洗いが行えるようになり、実習前に比べ洗い残しに配 慮した手洗いができるようになった。
著者関連情報
© 2016 日本理療科教員連盟
次の記事
feedback
Top