日本女性骨盤底医学会誌
Online ISSN : 2434-8996
Print ISSN : 2187-5669
当院における抗コリン薬とβ3作動薬の併用療法についての検討
橘田 岳也菅野 由岐子千葉 博基守屋 仁彦篠原 信雄
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ジャーナル オープンアクセス

2016 年 13 巻 1 号 p. 140-141

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抄録

【目的】抗コリン薬とβ3作動薬の併用の過活動膀胱に対する治療的意義について検討した。

【方法】抗コリン薬あるいはβ3作動薬を処方している223人の女性過活動膀胱患者のうち、抗コリン薬とβ3作動薬の併用療法を施行している患者における処方の変更パターン、有効性、副作用を検討した。

【結果】抗コリン薬とβ3作動薬を併用していた患者は13例あった。年齢中央値は79歳であった。併用薬剤は、コハク酸ソリフェナシン11例、イミダフェナシン1例、塩酸プロピベリン1例であった。9例に改善が見られ現在も処方を継続している。2例は口渇の増悪が確認されたが、併用抗コリン薬の容量減少、薬剤変更によって副作用の改善が見られ継続している。2例は残尿量増加のため継続できなかった。急性尿閉を来した患者はいなかった。

【結論】少なくとも一定の患者に本併用療法が有効である事が確認された。

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