2016 年 13 巻 1 号 p. 27-32
当院で行ったLSC 117例とProlift型 543例、Elevate型166例、Uphold型102例のTVM手術成績を比較した。手術時間ではLSCが各TVM手術に比較して有意に長かったが、解剖学的・機能的成績、周術期合併症においては各TVM手術に比較して優れていた。また術後排尿困難の発生率が、Prolift型>Elevate型>Uphold型>>LSCであったことから、「膀胱周囲の剥離範囲が広い術式ほど術後排尿困難の発生率が高い」「第1アームがある術式はない術式より術後排尿困難の発生率が高い」ことが判明した。