日本女性骨盤底医学会誌
Online ISSN : 2434-8996
Print ISSN : 2187-5669
ディベートセッション「骨盤臓器脱の手術」溫故知新1)  Native tissue repair (NTR)
草西 洋古賀 裕子井川 洋
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ジャーナル オープンアクセス

2016 年 13 巻 1 号 p. 33-40

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抄録

超高齢社会になり骨盤臓器脱治療の重要性が増している。骨盤臓器脱は患者によりlevel損傷の部位、程度は多様であり患者の身体的条件なども多様であるので、骨盤底障害の病態を正確に評価したうえで患者個々の多様な条件を勘案して治療を実施することが求められる。手術療法としては、従来から実施されてきた非メッシュ手術(native tissue repair NTR)、TVM手術、LSCなどがある。2011年7月にFDAは骨盤臓器脱、尿失禁の経腟メッシュ手術に関する安全上の注意勧告を公表した2)。このアラート以降NTRの意義が見直されている。骨盤臓器脱治療に携わる医師は 基本的にはNTR手術(仙骨子宮靭帯固定、仙棘靭帯固定など)を含む多様な治療法を学び、幅広い視点からより適切な治療を提供できるように努める必要がある。

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