2016 年 13 巻 1 号 p. 45-48
骨盤臓器脱に対して閉鎖孔を穿刺しないUphold形状メッシュを用いた非閉鎖孔式TVM手術1) 2) を施行した。術後1ヶ月以上経過した90例について手術成績、解剖学的成績、術前後の膀胱機能・排便機能、性機能の変化を検討した。手術時間68 ± 20(42~157)分、術中出血30 ± 26(1~133)ml。術中合併症なく、術後合併症で100ml以上の残尿のため入院延長2例、小血腫1例。POP-Q stage Ⅱ以上再発が1.1%(1例)。術前72%に認めた排尿困難は、術後89%が改善または消失、1.5%で悪化。術前54%に認めた尿意切迫感は、術後84%が改善または消失、6%で悪化、de novo が2.4%。術前49%に認めたUUIは、術後80%が改善または消失、4.5%で悪化、de novo が6.5%。術前60%に認めたSUIは、術後61%が改善または消失、19%で悪化、de novo が25%。術後TVT追加は7例(7.8%)。術前52%に認めた便秘は、術後15%が改善または消失、4%で悪化、de novo が4.7%。性機能は、術後再開した1例で性交痛なかった。