日本女性骨盤底医学会誌
Online ISSN : 2434-8996
Print ISSN : 2187-5669
骨盤臓器脱に子宮悪性腫瘍を合併した4症例の検討
杉本 誠牧野 涼馬松井 萌浅見 里紗白國 あかり嘉納 萌吉田 愛山崎 友維武内 享介
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2025 年 21 巻 1 号 p. 90-95

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抄録

骨盤臓器脱(Pelvic organ prolapse: POP)は高齢女性に多く見られる疾患であり、加齢に伴う子宮悪性腫瘍の合併も懸念される。今回我々は骨盤臓器脱に子宮悪性腫瘍を合併した4症例に関して検討したので報告する。2例は内膜細胞診陰性であり、1例は内膜細胞診未施行だったが超音波検査では内膜菲薄であった。1例は初診時の内膜細胞診陽性、組織診でendometrioid adenocarcinoma grade 2であった。POPは基本的に良性疾患であるが、高齢女性が対象であることから術前に悪性腫瘍の合併に十分留意し、適切な評価と術前説明を行う必要がある。また、術後に偶発的に悪性腫瘍が診断された場合には、ガイドラインに沿った対応と慎重な経過観察が求められる。

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