日本林学会大会発表データベース
第115回 日本林学会大会
セッションID: P3133
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環境保全林の煤塵捕集機能
*長尾 忠泰三浦 正史原田 洋
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抄録

川崎市内に造成された環境保全林において5年間にわたり林外雨・林内雨・樹幹流中の煤塵量を測定してきた。今回新たに若齢林分である熱海環境保全林を追加したので、ここに報告する。 川崎市の埋立て地に1984年に造成した19年生の環境保全林と、熱海市の畑地跡地に1994年に造成した9年生の環境保全林である。前者はスダジイとタブノキ、後者はスダジイとシラカシが優占している。測定には,林外雨中・林内雨中の煤塵については降下煤塵採取装置で採取した雨水をろ過した。樹幹流中の煤塵についてはウレタンラバー法で採取した。また溶存成分のうち陽イオンは原子吸光法、陰イオンはイオンクロマトグラフィーで分析した。川崎は1999年1月から,熱海は2002年4月から毎月末に1回回収し、測定を行った。

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© 2004 日本林学会
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