抄録
現在、間伐が広く行われており、その指標については、収量比数を基準にしたものに加えて、本数や材積を基準にしたものが利用されている。しかし、どの指標も間伐よる林分構造の変化を充分に表しておらず、そのため、本数間伐率と材積間伐率については、併記されている場合が多い。本研究の目的は、人工林で間伐を行う際の効果的な間伐指標を求めることにある。筆者は、過去にスギ人工林において、一林分内の単木の直径と樹冠量の関係に関する研究を行っており、それらをもとに林分内の直径合計を基礎とした間伐指標を発想するに至った。今回は、この間伐指標の意味につい検討を行ったので、それを紹介する。 参考文献 安藤貴ら(1968)スギ林の保育形式に関する研究.林試研報209:1-76. 松井善喜(1967)野幌試験林における各種人工林の構造と成長に関する研究.林試研報207:69-163. 西園朋広(2012)間伐指標の考え方(私信).