日本森林学会大会発表データベース
第124回日本森林学会大会
セッションID: F21
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防災
森林水文学的社会問題の合意形成への課題と戦略について
*上田 渉多田中 隆文
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抄録
森林水文学は現在までに、酸性雨が森林に与える影響、森林減少が気候変動に与える影響などグローバルな問題を受けて発展してきた。しかしこのように発展していくにしたがって、森林水文学は「研究」としての面が強くなり、研究成果を社会に伝える、社会に役立てるという面を疎かにしがちになった。そのため、森林水文学者と社会の認識の間に大きなギャップが生じるようになった(蔵治 2007)。このような問題に対して藤垣(2006)は、科学者と社会の間に隔たりが生じてきた現在、人文社会科学的な観点から社会の動向を研究し、社会のニーズを理解していくことは非常に重要なことであると述べている。
そこで、本研究では人文社会学的な手法としてテキストマイニングに注目した。テキストマイニングとはテキストに対してデータ処理を行い、隠れた事実や意識調査を行う手法である。
今回の発表では、テストケースとして各県で実施されている森林環境税事業資料に対してテキストマイニングを適応し、人々の森林に対する意識を調査した。また、今後の展望として森林水文学が社会に対して貢献するためのより実利的な「森林水文学」の姿の在り方を模索した。
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© 2013 日本森林学会
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