日本森林学会大会発表データベース
第124回日本森林学会大会
セッションID: C07
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動物
ナラ枯れの発生に与える地形と気象の影響
*吉井 優小林 正秀竹内 道也田中 和博
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抄録
ブナ科樹木萎凋病による被害の拡大を抑えるためには,被害を早期に発見して被害量が少ないうちに対応することが重要である。その際,前年の被害地から離れた場所で発生する飛び火的な被害(被害発生初期木)がどのような場所で発生しやすいかが予測できれば,被害の早期発見が容易となる。そこで,2005~2012年に京都市市街地周辺で実施されたヘリコプター調査によって把握された枯死木の位置データを基に,被害発生初期木が発生しやすい地形条件をConjoint分析で把握した。その結果,50~250mの低標高で,西~南西斜面の急傾斜地で発生しやすいことがわかった。また,公園や社叢林のような小面積での対応では,どのような樹木が被害を受けやすいかが予測できれば効率的である。そこで,2011~2012年に総合防除を実施した船岡山において,どのような場所のどのような樹木が被害を受けやすいかを同様の方法で把握した結果,明るい場所に位置する大径木が被害を受けやすいことが確認できた。この他,その年の気象条件によって被害量が増減することが指摘されており,気象条件が被害にどのように影響しているかについても検討した結果を報告する。
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© 2013 日本森林学会
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