日本森林学会大会発表データベース
第128回日本森林学会大会
セッションID: D2
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学術講演集原稿
クリーンラーチの挿し木増殖方法の改良(II) -環境制御による挿し木苗の効率的生産-
*角田 真一来田 和人今 博計石塚 航原 真司喜綿 真一黒丸 亮
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抄録

北海道で開発されたカラマツとグイマツの雑種F1であるクリーンラーチは、種子を供給する母樹が少ないため、現在、挿し木増殖により苗木生産が行われているが、得苗率が低く需要に対して供給不足となっている。要因として台木からの採穂数が少ないこと、休眠特性により増殖期間が短いこと、育苗施設内の環境調節の難しさ等がある。本試験では閉鎖系育苗施設の利用を想定し、クリーンラーチ挿し木苗の大量増殖の可能性を検証することとした。実験は、完全人工光による環境制御可能な恒温室内で行った。クリーンラーチの台木は培地を充填した育苗用ポットで育成し、給液管理は底面潅水により行った。採穂量は個体により差はあるものの、多いものでは40本以上に達した。挿し木育苗試験では、発根・幼苗段階を恒温室で育成し、その後太陽光利用型の温室で育成したところ、挿し木後、約7.5ヶ月で植栽可能な2号規格(苗長:40cm以上、根元径:4mm以上)に達した。

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© 2017 日本森林学会
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