主催: 一般社団法人日本森林学会
会議名: 第129回日本森林学会大会
回次: 129
開催地: 高知県高知市(主に高知大学朝倉キャンパス; 3/26は高知県立県民文化ホール)
開催日: 2018/03/26 - 2018/03/29
造林地における下刈り作業は通常夏季に行う過酷な作業であり,伐採跡地での再造林を推進するうえでも下刈り作業の労働力の負担軽減が必要である。スギ造林地における下刈りの適期は6月中旬から7月下旬とされており,この時期に作業が集中し9月中旬位まで実施されることが多い。しかし,本当に下刈り作業は夏季に行わなければならないのだろうか?鹿児島県でのスギ樹高成長量の季節変化を調べた事例では,成長は5月位から開始しており,春季下刈りでも一定の効果が得られる可能性が指摘されている。そこで,本研究では春季下刈りの適用可能性を探るために,スギ植栽木の初期樹高成長は春季下刈りと夏季下刈りで異なるのかを明らかにすることを目的とした。鹿児島県姶良市のスギ再造林地に5月下刈り区(春季下刈り),7月下刈り区(夏季下刈り),9月下刈り区(夏季下刈り)を設置し,初期樹高成長量を比較するとともに,雑草木との競合状況とスギ樹高成長量との関係を解析したのでその結果を報告する。