日本森林学会大会発表データベース
第129回日本森林学会大会
セッションID: C2
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学術講演集原稿
演習林を活用した官学連携による森林環境教育活動での子どもの行動
*杉浦 克明舟羽 克輝早川 尚吾園原 和夏
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抄録

都市部に住む児童は普段森林に触れる機会は多くない。そのような中,藤沢市,茅ヶ崎市,寒川町の2市1町で構成される湘南広域都市行政協議会が主催する湘南エコウェーブという活動がある。その活動は主に子どもに対し湘南の自然環境を伝えることにあり,その一つに「みんなで森を知ろう!」という企画がある。その企画は,日本大学生物資源科学部演習林内で水生生物や朽木に群がる昆虫を捕まえることで,森林とそこに生息する生物に興味を持ってもらうことをねらいとしたプログラムである。そこで,本研究の目的は,当日撮影した動画を分析し,森林内での活動において子どもが何に興味をもち,好奇心がどこに向くのかを明らかにすると共に効果的なプログラムの開発に役立てることである。事前に当日の活動範囲に自動撮影カメラを設置し,子ども行動や言動を記録した。その結果,発言内容の多くは水生生物や昆虫で,樹木に関する発言は極めて少なかったことから,子どもの関心は動く対象物に興味が向きやすいといえる。また,触覚や視覚に関する発言が多かったことから,体験活動は子どもの印象に残りやすいと考えられ,五感を使うことの重要性が示された。

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