日本森林学会大会発表データベース
第129回日本森林学会大会
セッションID: P2-066
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学術講演集原稿
近赤外光で選別したカラマツ種子の発芽と成長
*来田 和人, 今 博計, 石塚 航, 松田 修
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抄録

カラマツ風選種子の発芽率は30%程度とコンテナに直接播種するには低い。そのため北海道では1年生幼苗をコンテナに移植して1年間育苗し、合わせて2年をかけてコンテナ苗を生産している。一方でスギ、ヒノキでは近赤外光による選別で充実率を90%以上に高める技術が開発された。本研究では、この技術をカラマツの種子選別とコンテナ直接播種に適用し、その有効性を明らかにした。 2013年愛別産カラマツ種子(風選種子発芽率43.5%)を2016年1月に1粒ずつ区別できるように近赤外光により充実種子を選別し重さを測定した。3月25日から2℃の低温湿層処理を行い、4月18日にセル容量150cc、200cc、300ccのコンテナに1粒ずつ播種した。7月5日まで温室で、その後は野外で育苗した。コンテナ別発芽率は83.3~93.3%で150ccコンテナが最もよかった。1年生秋のコンテナ別平均苗長は29.4~39.6cm、平均根元径4.0~5.0mmで300ccコンテナが最もよかった。本試験の結果からカラマツコンテナ苗を一粒播種でかつ1年で育苗可能なことが示された。一方で種子重や発芽日数と成長量に正の相関が認められ、今後の改善点も明らかとなった。

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