日本森林学会大会発表データベース
第130回日本森林学会大会
セッションID: B4
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学術講演集原稿
各種地理情報を用いた森林散策ポテンシャルマッピング
*松浦 俊也, 高山 範理, 八巻 一成
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抄録

森林散策は自然体験、健康維持、観光等に重要であり、活動の特徴や好まれる環境条件、心身健康効果など様々な面から研究が進められている。一方、散策利用に適した林地を地理的に絞り込む試みは少なく、各種開発行為や森林がもつ様々な機能(木材生産や防災等)と調整しつつ、散策機能の維持・向上を図ることに難しさがあった。そこで、森林散策の環境条件に関わる既存の知見を援用し、①まず自治体スケールで、森林の面積、林種、地形条件(傾斜度、斜面位置など)、道路や居住地からの近接性、周辺人口、観光施設分布、所有形態などの各種地理情報を用いて、散策ポテンシャルの高い林地の地理的な定量化・絞り込みを試みた。②つぎに、森林散策がよく行われる山域にて、散策路をセグメントに分割し、各種環境条件を付与して、ポテンシャルの高い区間のさらなる絞り込みを試みた。③さらに、1970年代と2010年代の2時期の植生図を用いてポテンシャルの変化を捉えた。このような地理的な可視化・定量化は、散策から見た森林保全・整備の地理的優先づけに有用と考えられた。本発表ではこれらの解析を北茨城市で行った事例を紹介する。

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