日本森林学会大会発表データベース
第133回日本森林学会大会
セッションID: C4
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学術講演集原稿
森林教育研究の動向と課題
*大石 康彦井上 真理子
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キーワード: 森林教育, 研究, レビュー
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抄録

 本学会における森林教育研究は、100年に迫る歴史を刻んでいる。森林教育研究の動向については、1925~2011年に公表された森林教育研究文献448件のレビュー(大石・井上 2014)があるが、その後の研究動向は整理されていない。本研究は、前報から10年が経過した森林教育研究の動向と課題を明らかにしたものである。2012~2021年に日本林学会誌および大会学術講演集に掲載された文献を整理した結果、合計277件の森林教育研究があった。研究テーマ別にみると、概念が21件(8%)、教育の種別(専門教育、学校教育、社会教育)が86件(31%)、教育活動現場の要素(森林・展示施設、対象者、教材・プログラム、指導者)が133件(48%)、その他(地域連携・貢献、行政施策、学会・研究)が37件(13%)であった。研究テーマの割合は、前期の2002~2011年(合計204件)と類似しており、森林教育研究がとらえた研究テーマのバランスに大きな変化は認められなかった。一方、研究テーマの内訳においては、専門教育、教材・プログラム、地域連携・貢献の研究件数が倍増したのに対し、森林・展示施設の研究件数は半減しており、森林教育研究の独自性が希薄化する懸念がある。

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