主催: 一般社団法人日本森林学会
会議名: 第133回日本森林学会大会
回次: 133
開催地: 山形大学によるオンライン開催
開催日: 2022/03/27 - 2022/03/29
大学での森林学の専門教育は,林学から森林科学へ展開する中で教育内容が広がってきたが、大学の専門教育はどうなっているだろうか。森林学の学科・コースを設置する大学31校(林野庁,2020)について、ウェブ調査をもとに森林学の研究室の設置状況を整理した結果、専門分野の多様さが確認できた(田中ら,2021)。本報告では、各大学へアンケート調査を行い、所属する教員の専門分野について分析した(2021年度林業経済研究所調査事業、協力:日本森林学会)。調査は2021年8~11月に各大学の教員に協力を得て行い、教員の専門分野は、日本森林学会14部門と林産科学とその他に分けて回答を求めた(複数回答を含む)。回答を得られた24大学(教員総数429名)のうち、7部門以上を占めたのは16大学で、7大学では5分野未満であった。専門分野のうち7割以上の大学で見られたのは、経営、防災・水文、林政、植物生態と林産科学で、次いで動物・昆虫、造林、利用、生理の分野が5割以上の大学にあった。遺伝・育種、微生物、風致・観光、教育、特用林産分野は、専門教員がいる大学が限られていた。森林学の専門教育が大学間で相違が確認された。