日本森林学会大会発表データベース
第133回日本森林学会大会
セッションID: P-034
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学術講演集原稿
森林科学を学べる四年制大学における専門科目の開設状況
*三浦 万由子, 井上 真理子, 杉浦 克明, 枚田 邦宏
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抄録

林学は森林科学へと変化する中で,内容が広がると共に専門教育の体系的なまとまりが見えにくくなっている。そこで本研究では,大学での森林科学の専門科目の実態を明らかにすることを試みた。森林科学関連大学29校を対象に2021年にアンケート調査を行い(日本森林学会,林業経済研究所調査事業),教育課程について回答があった22校(25教育プログラム)で開講されている専門科目から,森林科学に関連する科目を抽出した。科目の教育内容は,日本森林学会の発表部門(林産系は除く)を参考に専門分野として整理した。専門分野に相当した科目は全部で491科目あり,科目名は303種類あった。そのうち共通した科目名は65種類で,多様な科目が開設されていた。各校の開設科目を専門分野の分布で整理すると,必修科目で6分野以上開設するのは8校のみで,選択科目を含めると21校だった。専門分野別にみると、8割以上の大学で科目が開設されていたのは5分野(林政,経営,生態,造林,動物・昆虫)で,次いで植物生理,防災・水文,利用が多かった。大学の森林科学は,選択科目を含めないと幅広い分野を網羅的に学ぶことが難しくなっている実態が明らかになった。

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