日本森林学会大会発表データベース
第133回日本森林学会大会
セッションID: T2-1
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学術講演集原稿
注意回復要素とスピリチュアリティーとの関連
*尾崎 勝彦平野 文男狩谷 明美
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抄録

背景・目的;スピリチュアリティーは、人間らしくある為の根源的なものだが、末期患者等、大きな喪失体験時に表出する。本報では、注意回復要素との関連を通して環境がスピリチュアリティーに影響を及ぼす可能性を検討する。

方法;大学・専門学校生257名(女性165名、男性73名、不明19名、平均年齢21.0歳(SD=3.7))を対象とし、都市駅前、寺院庭園、山林、平地林、渓流風景を評価させた。評価測度は日本語版注意回復尺度、および濁川ら(2016)の日本人青年におけるスピリチュアリティー評定尺度5 因子中の3因子「自然との調和」「生きがい」「見えない存在への畏怖」の設問文に「この場所では」という接頭句をつけたものであった。分析は注意回復要素との相関分析、および各因子を従属変数とした風景(環境)による分散分析であった。

結果と考察;拡がりを除く注意回復要素とは、風景全体で中程度からやや高い正の相関(r=.33~.74,p<.001)であった。分散分析では、見えない存在への畏怖を除いて注意回復要素とほぼ同様な等質サブグループを得て、スピリチュアリティーへの環境影響可能性が示唆された。

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