本研究では、2021年12月4日・5日に静岡県富士宮市猪之頭区で開催された森林浴モニターツアー参加者を対象として、一泊二日の滞在による心身の回復の程度や睡眠、幸福感、労働意欲等の改善の程度とその後の行動変容について調査した。参加者は12名(男/女:各6名)、それぞれ二日間を通じてE-Bike、アロマウオーター作成、富士山ご来光体験、里山テントサウナ、源流ウオークなどのアクティビティを体験した。初日夜には医師によるヘルスセミナーの受講により、オプティマムヘルスの考え方、行動変容に繋げていくための方法論等を学習した。二日目午後には両日のふりかえりと今後の行動変容に向けた計画づくり等を行った。一方、滞在前後・期間中の参加者の心身を測定するため、生理指標(脈拍/自律神経系/睡眠)はスマートウオッチを、心理指標(気分/回復感/睡眠/幸福感/労働意欲)はスマートフォンを用いた調査をおこなった。調査のタイミングは滞在前、滞在中(6回)、帰宅後、一週間後、一か月後の計10回であった。分析の結果、滞在前と比較して滞在期間中に各指標に改善が確認され、さらに帰宅後において行動変容が生じたケースがみられた。