日本森林学会大会発表データベース
第133回日本森林学会大会
セッションID: T4-6
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学術講演集原稿
近赤外反射画像を用いたヒノキ細根の枯死判定
*中路 達郎, 小熊 宏之, 牧田 直樹, 菅井 徹人, 遠藤 いず貴, 福澤 加里部, 池野 英利, 大橋 瑞江
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キーワード: 直径, 画像解析, 近赤外
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抄録

細根の枯死は生理活性や弾力、比重、色変化等をもとに判別されてきたが、根の採取が必要、明確な基準がないといった課題も残されている。本研究では、色指標(色相、彩度、明度)、組織構造を反映する近赤外反射、成長根で生じる自家蛍光に着目し、非破壊かつ客観的な判定法の開発を目指した。ヒノキを対象に、49根系を野外で採取し、その呼吸活性、カラー画像、近赤外反射画像、紫外光励起の自家蛍光画像を取得した。次に、目視によって各根系における枯死部位の割合を判定した後、比重や形態特性、窒素量を計測した。目視による枯死割合と呼吸活性に有意な負の相関があった。枯死割合をもとに根系単位で生根と枯死根に分けて比較解析を行ったところ、色指標や自家蛍光に有意差はなかったが、太い直径階の近赤外反射率は生根より枯死根で有意に低かった。根直径と近赤外反射率には有意な正の相関があったが、回帰直線の傾きは生根より枯死根で有意に低かった。この関係を用いて画像上で枯死部位の割合を推定すると生根(目視35%)と枯死根(同61%)それぞれで48%、62%となった。以上の結果は、近赤外反射画像が細根の生死判定の非破壊指標になり得ることを示している。

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