日本森林学会大会発表データベース
第133回日本森林学会大会
セッションID: P-349
会議情報

学術講演集原稿
日本の森林を対象とした水資源賦存量による地域区分の試み
*澤野 真治, 花岡 創
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

水源である山岳地域における水資源量と場所の条件の関係を整理し、条件の一致する地域を抽出することは、安定的な水資源管理を考えていく上で必要となる。植生、気候や地質・地形の違いが、水資源量の地域的な違いに影響を及ぼしうる。その中でも、気候条件は、定常的に繰り返される大気の総合的な条件を表していると考えられ、地域的な特徴を表現するための基礎的な情報といえる。そこで、本研究では降水量から損失量を差し引いた水資源賦存量を対象とした地域区分を試みた。水資源賦存量は、農研機構農業環境変動センターが公開しているアメダスメッシュ化データを入力気象データとして、既往の文献で報告されている簡易な手法を用いて推定した降雪水量、融雪量、及び蒸発散量によって月ごとに算出した。水資源賦存量は、まず、主成分分析により、要素の縮約を行い、縮約された要素についてクラスター分析を適用することで、地域ごとに区分した。当日は、地域区分の結果について、従来行われている降水量のみを用いた地域区分との比較などにより、本研究で得られた地域区分のそれぞれの区分の特徴について議論したい。

著者関連情報
© 2022 日本森林学会
前の記事 次の記事
feedback
Top