日本森林学会大会発表データベース
第133回日本森林学会大会
セッションID: P-467
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学術講演集原稿
シイタケ原木非破壊検査機を利用した原木林利用適否判定の試行
*成松 眞樹
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抄録

 原木林の利用適否判定を目的に、原木のCs濃度の変動係数や不適率(Cs濃度が50Bq/kgを超えた本数の割合)を岩手県内の19か所で調査し、仮の不適判定基準(仮基準)を設定した。さらに、仮基準に基づく抽出調査と多試料調査(500本)を同一のコナラ林で行い、仮基準の妥当性を検証した。

 Cs濃度の変動係数は平均0.456、標準偏差0.135の正規分布を示したため、片側95%信頼区間の上限値を0.67と推定、指標値の50Bq/kgを片側95%信頼区間の上限値として、スクリーニングレベルを23Bq/kgと算定した。不適率は立木、原木のいずれも0~100%に分布したため、既報に準じて立木10%、原木5%とし、調査本数を立木29本、原木59本と算定、仮基準を「29本以上の立木から原木を各2本以上、合計59本以上採取し、原木のCs濃度の最大値が50Bq/kgまたは平均値が23Bq/kgを超えた場合」とした。抽出調査の結果、最大値は34Bq/kg、平均値は13Bq/kgとなり、仮基準を下回ったことから、調査対象ロットの原木の不適率は5%未満と予想された。多試料調査の結果、原木の不適率は0.4%であり、抽出調査の結果を支持、仮基準は妥当と考えられた。今後は異なるロットでの試行や変動係数の継続調査を行う。

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