日本森林学会大会発表データベース
第133回日本森林学会大会
セッションID: P-466
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学術講演集原稿
シイタケ子実体Cs濃度とコナラ原木のCs分布の関係性
*小林 勇介
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抄録

原木栽培シイタケは、放射性Cs汚染による影響から今もなお一部市町村で出荷が制限されている。原木栽培シイタケ子実体への137Cs(以下、Cs)移行メカニズムは十分には解明されておらず、子実体へのCs移行係数(子実体Cs濃度/原木Cs濃度、以下、TF)はばらつくことが知られているがその原因は明確ではない。本研究ではTFに関与する因子を検討した。

A~C地区産コナラ原木にシイタケを植菌し、ほだ木とした。浸水刺激により3~4回発生した子実体の収量及びCs濃度を測定し、ほだ木1本毎・発生回数毎のTFを算出した。また、ほだ木に用いた原木の一部を外樹皮、内樹皮、辺材、心材に分割しCs濃度・重量を測定し、原木内のCs分布の状況を確認した。

結果、TFは、地区内、地区間、発生回数毎に大きくばらついた。原木内のCs分布の状況によって5つの群に分けて比較すると、内部汚染の傾向が大きい(内樹皮~心材Csが分布する割合が多い)群で、TFと収量に負の相関が認められた。このことから、内部汚染の傾向と収量がTFに関与する因子である可能性が示唆された。

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