日本森林学会大会発表データベース
第133回日本森林学会大会
セッションID: P-468
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学術講演集原稿
クロマツ根系の年輪解析に基づく発達様式
*米田 明日香, 平野 恭弘, 安江 恒, 池野 英利, 藤堂 千景, 山瀬 敬太郎, 大橋 瑞江, 檀浦 正子, 谷川 東子
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抄録

 海岸クロマツ林はマツ材線虫病により大規模に破壊された歴史を持ち、また2011年には東日本大震災で発生した巨大津波により壊滅的な被害を受けた。西日本では南海トラフ地震、北日本では日本海溝・千島海溝地震など、今後も各地で津波を伴う地震の到来が予想されている。そこで破壊後の速やかな再造林に資する知見や、海岸林の減災機能を強化する知見を構築することは、喫緊の課題である。樹木の倒伏耐性(津波や強風などに抵抗する力)には、土壌深くに突き刺さりクサビの役割をする垂直根、土台を広げる水平根、水平に発達していたのに深度方向に向きを変える垂下根など様々な形状の根系が寄与するが、そのような特徴的な根系がいつ、どのような順序で、どのような土壌環境に応じて形成されるのかは未解明である。根系発達の時間的情報は、樹木の倒伏耐性を評価するための最若年、耐性を強化するためのタイムリミットの推定に役立つと考えられる。そこで今回は、愛知県田原市にて採取されたクロマツ成木2個体の垂直根および水平根について、年輪幅測定と目視及びCOFECHA プログラムによるクロスデイティングを行い、その根系発達過程を復元した結果を報告する。

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