日本ファジィ学会誌
Online ISSN : 2432-9932
Print ISSN : 0915-647X
ISSN-L : 0915-647X
分解型多次元ファジィ推論モデルとその逆問題解を用いた景観の感性的評価
前田 博垣内 忍山本 大輔桑野 和雄
著者情報
ジャーナル フリー

1999 年 11 巻 4 号 p. 593-604

詳細
抄録

本論文では、感性評価問題と感性設計問題を定義し、それを取り扱う新しい方法を提案する。まず、多入力1出力システムに対して、分解型多次元ファジィ推論モデルと呼ばれるモデル化法を提案し、それを用いて感性評価問題を定式化する。つぎに、感性設計問題がこの分解型多次元ファジィ推論モデルの逆問題の解によって表現できることや逆問題の解法が多目的計画法の枠組みで与えられることを示す。さらに、距離の概念を用いた解法を示す。最後に、河川景観の感性的評価問題に提案手法を適用する。

著者関連情報
© 1999 日本知能情報ファジィ学会
前の記事 次の記事
feedback
Top