日本ファジィ学会誌
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ファジィクラスタリングによるCIシンボルマークの感性分析
山川 あす香根本 宗記市橋 秀友三好 哲也谷本 直子
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1999 年 11 巻 5 号 p. 789-796

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抄録

感性工学は感性やイメージを現実のデザイン要素に翻訳するための重要な技術である.感性工学では, 感性ワードを選択し, 感性量と商品のデザイン要素の関係を解析する.本研究では感性工学への応用として日の丸に似たCI(Corporate Identity)シンボルマークを取り上げ, デザイン要素と「先端的・先進的」イメージとの関係を考察する.複数のクラスターにデータをファジィ分割すると同時に, 射影追跡回帰を用いて複雑な構造を分かりやすく表現する.一次元の直線上への線形射影を用いて, 射影軸の解釈やデザイン要素の応答変量に及ぼす要因の分析を行い, グラフィカルな表現を用いてデータの構造を把握する.データの分割にはエントロピー正則化によるファジィクラスタリングを用いる.

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© 1999 日本知能情報ファジィ学会
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