蘇州科技大学建筑与城市規划学院
長崎大学大学院 水産・環境科学総合研究科
2020 年 2020 巻 34 号 p. 34_13-34_23
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聖福寺には、もともと広い庭があり、現在でもその一部と思われる庭が残っている。この庭には唐寺としてのデザインと機能が注目されるが、今まで聖福寺の庭を対象にした調査研究はされていない。また、保全や整備策も講じられていない。そこで本研究は文献調査と実測調査をもとに、庭の歴史的変遷および現状を把握し、分析した。その結果聖福寺の方丈の庭は、禅寺の方丈の庭であるが座観のための庭ではなく、近代数奇庭園の前身ともいえる、煎茶を入れる水を汲むために散策する庭であったことがわかった。
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