抄録
本稿では新しい準三次元地すべり安定解析法を提案した。地すべりブロックに複数の二次元解析断面を設定し,それぞれの二次元安全率を縦断セグメントの滑動力の総和により加重平均し準三次元安全率とした。二次元解析断面の滑動力の総和に縦断セグメントの幅を乗じて得られた縦断セグメントの滑動力の総和を重みとした理由を解説した。7つの地すべりブロックにおける提案した方法と従来の準三次元安定解析法との比較を行い,6つの地すべりブロックにおいてLambe-Whitman法と提案した方法で求めた準三次元安全率の差は2%以内に収まったものの,1つの地すべりブロックにおいてその差は約5~8%に達した。